わらべうたの教材性
- matsunaga makoto
- 2017年8月31日
- 読了時間: 2分
いろいろな研修会で著名な先生程、単純・素朴とも思える「わらべうた」を取り入れていらっしゃることを感じます。「わらべうた」のよさを改めて考えてみますと、
①音程が単純。3音だけとか4音だけとか。
→歌い手によって、開始音を変えて、発声練習につながる。
②ペンタトニックが多いので、ハモったり、重ねたりしやすい。
→和音の学習やカノンの学習につなげる。特に完全4度、完全5度の音程がおすすめ。
③遊びがついていて、活動自体が楽しい。
→遊びながら、何度も歌える。
④歌+活動により、友達と自然と仲良くなれる。
こんなところでしょうか。さて、私も1つ、いろいろな先生方のエッセンスを足し算して、オリジナル(とは、言えないが・・・)の遊びをふと思いつきました。
なお遊びは、筑付小の高倉先生の『3時のおやつ』を参考に、歌は、七生緑の後藤先生の『げっくりかっくり』を参考に譜面にしました。つまり、『3時のおやつ』に『げっくりかっくり』の歌をまぜた・・・と言えば、正しい表現かもしれません。
でも、オリジナルの『3時のおやつ』も、スピーディーなゲーム性があってそれは面白く、歌も関係ないというところに魅力があるものだと思いますので、ぜひご検索を。「3時のおやつ 高倉先生」で検索するとヒットしました。

○やり方
1、楽譜通り歌えるようにする。
2、3つのお菓子のポーズを決める。
ちなみに高倉先生は以下。(別にポーズは何でもいいと思うが)
アイスクリーム・・・両手腕を頭の上にのばし三角をつくる。
ケーキ・・・両手腕を地面と水平にのばし、三角をつくる。
シュークリーム・・・胸の前で両腕をばってんにする。
3、友達と横一列になり手をつなぐ。
ステップを前後ろに踏みながら「三時のおやつはなんだろうな 今日は昨日と違うかな」
ステップを右左に踏みながら「楽しみ楽しみなんだろうな さあ食べよ さあ食べよ」
最後の「さあ食べよ」でお菓子を1つ選び、ポーズする。
4、リーダー(指導者)も「さあ食べよ」で、お菓子を1つ選び、ポーズする。
5、リーダー(指導者)と被った人が、「負け」となる。
○教材性
・斉唱で。
・輪唱で。
・オスティナートを入れて。(最後の「たーべよ」の部分だけずっと歌ってる人をつくる。)
・5度、4度のハモリで。
・拍の流れの共有。
・勝ち負けへの対応。