7月3日カルッツ川崎にて、川崎市立宮前小学校100周年記念式典に参列させていただきました。
2年前に「100周年記念歌」の制作依頼をいただいたきり既にずいぶん前に完成していたものの、昨今の事情により1年延期での式の開催となりました。
マスク着用等の困難の中、こどもたちの素晴らしい歌声が身に染みました。
また、各学年ともに演技が素晴らしく、改めて学校行事の大切さにも感じたことです。
余裕を持った教育課程で学校行事に割く時間が欲しいとも思いました。
音楽教育が学校や人格形成に与える影響は大きなものだと認識していますが、有事にまず切られるのが芸術科目ということがあります。
緊急事態宣言明けの昨年度夏、主要科目(体育・音楽・図工・・・然り、主要ではないのかという議論は置いておいて)を優先する学校があったことを小耳にはさみました。
仕方ない措置だとなぜかどこかで思いながら、芸術を蔑ろにすることは、「生活の潤い」や「心の豊かさ」を否定されたような気持ちに苛まれます。
withコロナの中で、ICTやギガスクールに目が行きがちですが、歌唱・合唱教育も守り、afterコロナでは、水を得た魚のように全国の学校に全力の歌声が戻る日が楽しみです。