音楽の授業をつくる会 第17回例会
テーマ「高学年の声づくり」
♦子供の理解と人間関係
可能性を引き出すために→信じる→認める
自分から思い切り歌える雰囲気づくり
気合い・根性論では、いけない。
♦段取り8分、仕事2分
・限られた時間の中で最大限の成果を得られる指導方法
・組織としての連携
・選曲のポイント
限られた時間で取り組める曲、歌い甲斐のある曲、演奏効果のある曲、内容のある曲
・指導は
曲をうたって終わりではない。何を身につけさせるか。
・指導のパターン
(1) 音取り
(2)息、ブレスの場所の確認
→ ピアノの旋律を弾きながら、スー(s)で旋律に合わせて呼吸
(3)声の出し方(発声)
→ 裏声で頭声づくり(裏声は、近道)
→ 高音域のまま、歌う。
・ミッキー、ロケット花火(高音域)
・きどった喋りごえ(中低音)
「みなさんこんにちは」を普通の喋り声と比べて
・声も演技して。きどった声で音読する。
→ 副鼻腔共鳴を響かせる。響きを上げる。
→母音発声 母音唱 指差し確認
ア音 指を一本、奥まで入れる 軟口蓋をあげる うぇってならないようにする。あくび、上唇を上げる
イ音 指を一本横に噛む 上の歯の裏側に声を当てるようにする
ウ音 (日本語のウ)おでこに声を集める。親指、人指し指でほっぺを挟む
エ音 指を一本、下の歯に当てる 下舌の先を下の歯の内側につけて
オ音 両手をほっぺにムンクのようにあてる。
オアウイエ(口の開く順)の順に発声練習をする。
→ 聴き心地の良い声をつくる
ユニゾン・・・同一音色、いかに難しいか。
♦ 言葉の発音
→ 子音の発音
・か、さ、は行から始める。演奏効果も高い。舌を使って。
・は行、難しい。腹筋と息を使う。
・鼻濁音は、がぎぐげご の横に 小さい「ん」を書く。
舌のつけ根、奥が上にくっついてから発音する。
・言葉の意味のまとまりで歌うのかと効果的。
・腹筋を鍛える。ピアノのを持ち上げながら歌う。
♦ 表現の工夫
→ 協働的な学び、音楽が持つ価値を互いに認め合う。
→ 感受、思考、判断、表現のサイクル
①音取り
・最初は、教師主導
・自分の声を聴いて歌ってね。
②曲想記号通り歌う
・主導は、半々
・子供から気づかせるパターン
・教師が言うパターン
・ジャッジは、子供だけでは困難
③音楽表現を共有する
・「ここ好きポイント」を判断、理由づけ、どう歌いたいかという思い
・そう歌わなければいけない必然性
・7割一斉指導 3割グループ 「話しやすいのは教室の生活班」
・なぜ、ここにfがあるか、記号の存在意図を考える。