この度、作曲した『夢を語ろう』の楽譜とCDを教育芸術社さんより出版していただきました。
なお、この曲は、神詩音 氏による作詞です。
この曲は、一言でいうとシンプルな楽曲です。
しかし、シンプルな楽曲ほど音楽表現の多様性があるなと感じます。
楽譜に書いていないことはやってはいけない、けれども、楽譜(歌詞も含めて)に書いてあることをもとに考えて、音楽表現の工夫を比較検討するという音楽行為は必要だと思います。
例えば、、、この曲の冒頭部分。
「美しい花は・・・」とありますが、旋律は、歌詞のどこに向かっていくのでしょうか。
私は、「花」に歌詞の重みがあるように感じます。
なので、冒頭のフレーズは、「美しい」を豊かにして「花」に向かって歌うのが、解釈の1つだと思います。(これが唯一の正解ではないと思います。)
あと、最近ハマっていますコード進行が、Vの7度からⅣ度、ハ長調でいうところの、ソシレファからファラドです。楽曲中に使っていますのでどうぞ探してください!
それから、3連符の扱い。
作曲者は、3連符に思いをのせる・・・と聴いたことがあります。
歌でもピアノで1か所ずつ使っています。
そういえば、Nコン課題曲2017「いまだよ」にも3連符が効果的に使われていますね。
特に2拍3連符。
さて、この曲集、17曲入って1000円の楽譜とお買い得感満載の楽譜アルバムです。
(小生は除き)10人のたくさんの作曲家の先生の作品に触れられるという点も、貴重です。
wは、教員作曲家なので、プロの作曲家の先生に比べて、楽曲制作の切り口は、異なります。
顔写真が合唱作曲界の重鎮の先生と本アルバムに並んでしまっているのは、甚だ恐縮、身に余る気持ちでいっぱいですが、今回の出版の機会こそ、次の高みを目指すチャンスととらえ、子ども達の心に届けられるような楽曲をこれからもつくっていきたいと決意を新たにしています。
創作缶詰になるお盆休みが、まもなく。。。