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ICT機器活用 研究会のお知らせ


6月28日(木)に練馬区立豊玉第二小学校にて、私が音楽科におけるICT機器活用の提案をいたします。

詳細以下。*ブログは、PC版で閲覧してください。

なお、参加費300円、どなたでもご参加いただけます。

以下主な提案内容です。

1、ICT活用 5W1Hの視点

◎When いつ使うのか?

①授業(教材づくり、評価記録、無線伴奏、伴奏加工)

②校務(板書記録、資料保存、スケジュール管理)

③行事(音楽会のオープニング、音楽朝会、学校広報など)

◎Where どこで使うのか?

①音楽室(まず大型モニターを常時活用できるようにする)

②体育館(プロジェクターで歌詞拡大、伴奏者がいなければBluetooth)

③普通教室(SE3000と有線で)

◎Who だれが使うのか?

①教師(まず教師が使う。これから必須の教育技術!)

②児童(主体的・対話的・深い学びに向けた授業改善のツールとして)

◎What 何を扱うのか?

①音

②映像  

◎Why、How なぜ使うのか?どうやって使うのか? 

①基礎基本の定着  ②能力伸長補助 ③授業や行事の充実 ④事務効率化  ・・・

 目的や使い方については、今後一層議論されるべき! 

2、ICT機器活用の実際

< 活用例1> 機械音源伴奏を積極的に使う【教師活用視点】

[活動例]

①「音量0で終わりぴったんこゲーム」

②「1拍目で立って座って/手を挙げて下げて/足を挙げて下げてゲーム」

[メモ]

・教師は、評価や声掛け、児童と一緒に活動することができる。活用例2や3と合わせれば効果大!

<活用例2> 音楽プレイリストを使う【教師活用視点】

[用意]スマホ、iPod touch、iPad、ウォークマンなど、楽曲を管理するPC

・有線接続:ケーブル、無線接続:Bluetoothレシーバーとケーブルも用意。

・その日の授業で使う音楽プレイリスト(右例)をつくる。

・接続を無線にし、活用例1や3と合わせれば、一層効果的!

< 活用例3  音楽アプリを使う【教師活用視点】

[用意]

・iOS系(iPad、iPod、iPhone)のおすすめアプリは、Any tune pro または、TenMediaPlayer

・Android系のおすすめアプリは、ミュージックテンポチェンジャー

・旧型ウォークマンなら初期機能に備わっている。

[活動例]

① 器楽伴奏をゆっくりにしたり、歌唱伴奏のキーを変えたりして、児童の技能に寄り添う。

② 1部分だけを繰り返し再生し、基礎・基本の定着を図る。

<活用例4>  写真機能を使う【教師活用視点】

[用意]スマホのカメラ機能、画面とスマホをつなぐHDIMIケーブル、大型画面

[活動例]

① 手書きのワークシートをスライドする。(リレー奏や階名、運指クイズ、見せ方も一工夫で)

② 書画カメラのように児童のワークシートや教科書の一部をカメラで撮って見せる。

③ 歌詞や楽譜を拡大表示、書き込みをする。iPadなら、純正マークアップアプリで!

<活用例5>  動画機能を使う~その1【教師活用視点】

[用意]スマホのビデオ機能、画面とスマホをつなぐHDMIケーブル、大型画面、スマホスタンド

[準備]スマホで範奏動画を撮っておく

[活動例]

① そのまま流す、くり返し再生するのも効果的。教師は、苦手な児童への支援、評価に回る。

② 休み時間も流せるようにすれば、児童が自力で練習できる。音楽会シーズンに特に有効。

<活用例6>  動画機能を使う~その2【教師活用視点】

[用意]スマホのビデオ機能、画面とスマホをつなぐHDIMIケーブル、大型画面、スマホスタンド

[準備]

・スマホで範奏動画を撮っておく。

・撮った動画をiOSアプリ「ウゴトル」で動画反転/再生速度調節をする。

・撮った動画をPCソフト「VideoStuido」(動画編集ソフト)で楽譜や階名等を挿入する。【難】

[メモ]

・動画反転/再生速度調節は、3年生のリコーダー指導初期に特に有効。

・基礎基本の徹底、技能早期定着こそ、表現の深まり、工夫への近道ではないか!?

<活用例7>  循環伴奏音源を使う【教師活用視点】

[用意]iOS端末のアプリGarageBandやChordbot

[準備]あらかじめ、音源は作成、誰かからもらっておく必要がある。

[活動例]リレー奏や音楽づくりに                  

① 陽音階とぴったり循環和音(C-D-G-G) 右譜例参照

・使う音(伴奏に合う音) *リコーダーの運指に合う           

3年生 ソラシ(3音) → 4年生 レミソラシ(5音)

・拍子、つくる長さは、4/4・1人4拍分とする。

② C-F-G-Cの基本進行コード

・使う音(伴奏に合う音) *リコーダーの運指に合う           

5年生 和声構成音のみで → 6年生 和声構成音や非和声、グループ創作(和音)に発展

<活用例8>  主体的・対話的・深い学びを目指した鑑賞指導【児童活用視点】

[用意]  *windowsでもiOSでもよいが、学校にある備品は、windowsタブレットが多いかな!?

・機材…タブレット*(班で1台)、イヤフォンスプリッター、ヘッドフォン(児童分)

・音源データ(聴かせたい部分だけを切り取りしておくとよい。)適宜、ファイル名を工夫する。

[準備]

・Windows Meda PleyerやiOSのアプリで聴かせる音源だけを入れたプレイリストをつくっておく。

[活動例]

①「分割鑑賞指導法」

『アイネク』『木星』『ます』など、楽曲のつながりを思考、議論する場合に。

②「比較鑑賞指導法」

『木星』の中間部分など、演奏や編曲、楽器の違いを比較、好きな音源を議論する場合に。

[長所]

・児童に再生スイッチ操作が委ねられているので、主体的な活動になる。

・あえて各班でタブレット1台にすることにより、対話的な活動になる。

・ヘッドフォンは、音楽への没入感があり、集中して音楽が聴ける。児童にとって日常的である。

・異なる音源を流していても、教室に音楽が混ざることがない。

[短所]

・事前準備、用意が大変で、ややお金がかかる。(100円均一で同一機種・色を集める)

・班活動の際、教師は、児童が何を聴いているのか、把握できない場合がある。

・家では体験できないような大音量、いい音で聴く音楽室での鑑賞体験を奪う。

・児童生徒が端末を使うので、操作ミスや機器トラブルとなる場合がある。

3、一挙公開 私の愛用7つ道具!

4、最後に ~ ICT機器活用向き不向き

*下記3つ以上該当は、アナログが吉か?!

□[慣れ]教師自身が、機器操作や接続、トラブル対処に不慣れである。

□[頻度]毎日使えない。(児童が、機器を使った授業に慣れず、かえって興奮を招く。)

□[環境]拡大スクリーンや液晶テレビの設置が困難な授業場所である。

□[教育観]デジタルとアナログを比べたら、アナログの方が成功しそう、早そうである。

□[管理規則]学校の機器管理に関する規定が厳しい。(私物×、ネット×、データ保存×など)


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