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GIGAスクールの進捗状況と次の未来

更新日:5月26日

8/26に、D-project東海(於:浜松)に参加させていただきました。


*D-projectの概要は、URLをご参照下さい、


この日のテーマは、「GIGAスクールのこの先」について、です。

大変興味深い話題提供がありましたので、以下備忘録を公開させていただくものです。


■現状の端末状況から

・文科省 令和3年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査(概要)では、全国で教育用コンピュータ台数>児童生徒数になった。コロナの後押しがあったとしても、世界を見渡しても2、3年で一人1台揃った国はなかった。

・今、端末の故障、リース交換の費用がかさんでおり、GIGAスクール構想の継続実施のための予算取りが検討されている。しかし、ゆくゆくは、子どもの端末負担は保護者となるだろうか?その際の保護者費用としていくらなら出してもいいと思われるか。鍵盤は5000円を越えるが。教育の格差は生じないか。


■話題①今どの辺か?

ICT活用はy=x2乗(導入当初は戸惑うばかりであるが、ある時から加速度的に活用が進む)


■話題②活用フェーズは?1・2・3どれか?

1利用の日常化  2学びのデジタル化  3学びのDX化

教師主導・自由度小・使ってみる ←使い倒す→ 児童生徒主導・自由度大・使うか選ぶ

=学習の個性化

・文科省は、持ち帰りを推奨しているが?


■話題③端末のキラー活用(鉄板の使い方)は何か?

・調べる、まとめる、発表する?

・「個別最適なメモ力を極められるか」、紙VS端末か。

・紙ではできない「書き込み」があるのではないか。


■話題④生成AIをどう受け入れるか?

・2018年政府 AIやデータの力と教師の経験知との共存

・種類 画像生成、動画生成、テキスト生成、音声生成

・ネット上にあるデータをもってつくるので著作権との問題

・2023.7.4 文科省 初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン(ver.1 機動的な改定を想定)では、活用が考えられる例「も」挙げている。

・学校・自治体が禁止にしても、子ども達は使い始めているのではないか。


■話題⑤校内にどうして広がらないのか?

・2つの壁

→ 個人|壁|同僚を巻き込む|壁|学校全体

・キーワードは、任せる 見つける 共有する 内部+外部の力


■話題⑥「主体的で対話的で深い学び」っていうけれどICTでそれは実現しているのか?

・陥りがちな、「深くない」学びの共通項

①授業に「間・ため」がない。教師が話してしまう。

②論点を整理できない。端末が入っていたって板書が大事。

③教師が正解を求めすぎる、暗黙の了解が効きすぎている。教師の力が働きすぎる。

④題材の時数に余裕がない。

⑤児童間に聴き合う風土がない。


■話題⑦これまでの学校の当たり前は本当に必要か?

・大人こそ、一度過去の成功体験を捨てて感性に委ねることが必要ではないか。

・今までの授業とどう変えるのか/そもそも、代えるべきか。

・感性とは、Think different.(appleが20年前に出していたキャッチフレーズ)固定概念にとらわれない力。

・これまでの学校の当たり前は本当に令和型でも必要か。

①学習規律

デジタル教科書の実践研究 子供が触っている時間 52.0%

「今、聴く時間」「今操作する時間」は大人には、ない。

子どもはいつから大人になれるのか。

②授業形態

一斉授業重視でいいのか、「デジタル一斉授業」になっていないか。

③板書の意義

④全部対面授業形式

オンライン・デジタルでは何がだめなのか?

⑤一律的な端末活用

先生が指示していないのに、勝手に使い始める。

活用選択の判断は子供に委ねるを基本に

「はい、出して」「はいしまって」はいつまで声をかけるのか?

⑥本時のまとめを写すこと

書く必要があるのか?写真にとるだけではだめなのか?





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