2019年3月16日(土) 音友ホール
[1]横田純子先生による公開授業でのキーワード
●意見や考えは絶対に持たせる。発表するしないは強要しない。
●教師は、子どもの発言を広げる、深く追求する、全体に共有する。
●課題は、小グループになり、歌ってみて確認させる。話合いで終わらない。
●短時間の話合い、短時間のグループ練習、集中させる授業構成。
●長い楽曲の場合、歌う箇所、指導箇所は焦点化する。
●子どもに鍵盤を叩かせて、音を取らせる。みんなが聴く。ハミングで取らせる。
●教師の子供の洞察力、生徒理解、見抜く力が命。
●教師の演技力、本気を見せる。
●声掛け「言ってしまっていい?」ズバット言いたい時にワンクッション置ける。
●教師も授業を楽しむ。こどもとのやりとり、出たところ勝負も大切。
●お互いにリスペクトしあえる存在である。(教師⇔子ども、子ども⇔子ども)
●アカペラで歌うと実力がつく。
[2]塚田真夫先生の講座のキーワード
●指揮者としてのステージマナー、姿勢、服装、表情
●左手の表現の乏しい人、いい加減な人
●右手の図形が汚い人、拍が分からない人
●両手を左右対称に振るのは自然だが、いつもそうならないように。
●右手が4、左手が1の活躍の割合で。
●予備拍の3要素、(1)テンポ(2)強弱(3)表情
●指揮は指示というより「誘い」
●ユニゾンは、みんなで気持ちを1つにする(by栂野先生)
●両手で振る時は(1)ユニゾン(2)クライマックス(3)フレーズの頭の明確化
●分割指揮法
・A分割(急に速度が変わる「信じる」中間部)
・B分割(rit.やだんだん変わる)「大地讃頌」最後の部分、称えよ大地よ~ あ~!
●のばした後の切り方をいろいろもつ
・反対回しにマルを描く
・祈りのように上にあげていく。
・上にあげながら〇を小さく描く。
●指揮のテクニック
・ひっかけ
・引きのばし
・かかえこみ
・対位部分の指示(というより誘い)にはアイコンタクト
・横型の8の字
・左手は、脇で支えたり、上にあげたり、1拍目を明示したり、表情を持たせて。
[3]田中安茂先生の講座のキーワード
●卵を拳にみたてて、一息で吸い込む時のホッ
●ファルセットで エイエイオーのように輪を組んで、みんなで手を上げ下げ
●吹き矢はおなかが必ず動く。強い息となる。
●声が出ないときは、まず声を出すところから。
Aカッパ ナッパ カッタ
Bカッパ ナッパ カッテ キッテ クッタ
・手拍子をつけてユニゾンで
・輪唱で手拍子をつけて(だんだん声が大きくなっていく)
●合唱教育は、一人ではできない。人と人とのつながりを意識した教育である。
[4]新曲紹介
「この歌を」
「つむぐ思い」
「ひとつの勇気」
「風のことば」
「世界でひとつのハーモニー」
「わたあめ」
「君がいたから」
「ひらり、」
「つないで歌おう」
拙作「ひとつの勇気」(混二版)も紹介していただきました!
この楽曲は、同二版も存在しています。
最短の2分25秒のコンパクトな楽曲でありながら、ユニゾン、掛け合い、重なり合い、短調部分の表現など教材性や提案性があると思います、
その他の楽曲も、本当に魅力的な楽曲でした。
特に感動した曲は、以下
「この歌を」
とっても歌いやすい。そして、盛り上がる。
自然とfで歌いたくなる。
「ひらり、」
山崎朋子先生節炸裂。世界観、素敵すぎる。混声ならでは深みのある楽曲。
、は、花びら1枚を表している、らしい!!
「君がいたから」
ポップスぽさを出した合唱曲。Nコンにもありそうな・・・。
食ったリズムや近い音域をソラソラソラソラ・・・みたいに動くのがキャッチー。
「わたあめ」
歌詞が深い。
「この歌を」は、アルバムになっており、発売中とのこと。
ぜひご活用下さい。